リービッヒ・カード/12星座シリーズ(11月射手座・12月山羊座)

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1,500円(税込1,650円)

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11月射手座/12月山羊座

食品加工メーカー「リービッヒ」の肉エキスにオマケとしてついていた美しいクロモ リトグラフ (多色石版画)のカードです。
12星座6種のうちの1枚です。金箔も美しいです。19世紀末。
それぞれの星座神話のシーンが描かれています。
※フレームは付属していません

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「射手座の物語」

昔、腰から下が馬の怪人がいました。
彼らはケンタウルス族と呼ばれ、乱暴で野蛮な種族でしたが、
その中でケイローンだけは違っていました。
ケイローンは、大神ゼウスの父の時の神クロノスと、ニンフのフィリアとの間に生まれた子供で
大変賢く教養もありました。
ある日、ヘラクレスに追われた3人のケンタウルス族が、一軒の家の中へ逃げ込みました。
ヘラクレスは彼らに矢を放ち、ケンタウルスの腕を貫いて、家の中の主人にも矢が突き刺さりました。家の主人はケイローンでした。
実はケイローンはヘラクレスの恩師。
矢にはヒドラの猛毒が塗られていたため、ケイローンはとても苦しみましたが、神様の子供のため不死身であったため、苦しみ続けます。
ケイローンの苦しみを見かねたヘラクレスが、神々の王であるゼウスにケイローンの不死身を解いてもらい、ケイローンは苦しみから解放され、死の国へと旅立ちました。
ケイローンの死を惜しんだ大神ゼウスは、ケイローンの姿を星座にしました。

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「山羊座の物語」

山野の神で、羊飼いの守り神パーンは、伝令神ヘルメスの息子。
上半分が人間、下半分が山羊の姿で、頭には山羊の角、顔は髭だらけで、見た目は不気味でしたが、とても陽気。
そんなパーン神は、ラドーン川の神の娘シュリンクスに恋をし、思いを伝えようと彼女に駆け寄りますが、不気味な姿の怪人に恐れをなしてシュリンクスは逃げ出したため、
パーン神は追いかけます。
ラドーン川の川岸に追い詰められたシュリンクスはお父さんに助けをもとめると
シュリンクスは葦に変えられてしまいました。
パーン神はその葦で笛を作り、いつも持ち歩いて彼女を思って笛を吹きました。

ある日、ナイル川のほとりで開かれた神々の宴会に参加し、笛を吹いて神々を楽しませていたところ、怪物テュフォンが乱入してきました。
パーン神はナイル川に飛び込み、魚に変身して逃げようとしましたが、
あまりにもあわててしまったため、下半分は魚、上半分が山羊という姿になってしまいました。
この姿がおもしろいと神々はおおいに喜び、記念にその姿を星座に加えました。

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カードのサイズ/約105mm×約71mm

古い年代の紙製品になりますので、ところどころにシミや折れ、汚れ、破れがあります。
画像でご確認ください。
年代の割にはまずまずのコンディションかと思いますが、なにぶん古い紙製品ですのでご理解いただけるようお願いいたします。

・光源やモニターによる多少の色の違いはご考慮願いします。

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