9月天秤座/10月蠍座
食品加工メーカー「リービッヒ」の肉エキスにオマケとしてついていた美しいクロモ リトグラフ (多色石版画)のカードです。
12星座6種のうちの1枚です。金色のインクも美しいです。
それぞれの星座神話のシーンが描かれています。19世紀末。
※フレームは付属していません
それぞれの星座神話のシーンが描かれています。
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「天秤座の物語」
正義の女神アストレイアは天秤を持ち、
死者の魂をこの天秤で測り、悪しき者は地獄に送られたといいます。
最初は世界は平和に満ち、アストレイア女神の天秤はいつも正義に傾いていましたが、
次第に人々が争うようになり、最後には人々は堕落してしまったため
アストレイア女神はとうとう人間を見放し、ついに天高く去って星座になってしまいました。
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「蠍座の物語」
オリオンは海の神ポセイドンの息子。
巨人のように背が高く美男子で、腕の立つ狩人。
ある日、酔っ払って上機嫌になったオリオンは、
この俺ほど腕のいい猟師はいない!どんな動物だって俺には勝てないと自慢したところ、
大地の女神ガイアは、毎日獲物が獲れるのは私が与えてやっているからだ、なんという思い上がりだ!と憤慨し、1匹のサソリに、オリオンを刺し殺すよう命令しました。
サソリの猛毒によってオリオンは息絶え、この手柄でサソリは星座になりました。
ちなみにオリオンも星座になりました。
さそり座が空にのぼると、オリオン座は地平線の下へ隠れ、さそり座が空から姿を消さないとオリオン座は空にのぼってこないのは、このような経緯があるからだそう。
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カードのサイズ/約105mm×約71mm
古い年代の紙製品になりますので、ところどころにシミや折れ、汚れ、破れがございます。
画像でご確認ください。年代の割にはまずまずのコンディションかと思いますが、なにぶん古い紙製品ですのでご理解いただけるようお願いいたします。