●ラブラドライト
18世紀後半ごろカナダのラブラドル半島で発見されたということから、この名前が付きました。
ムーンストーンなどと同じ「長石」の仲間です。黒っぽい石の中に、光や角度によって青色の神秘的な光が浮かびます。
金属鉱物の微薄層で光の分解が生じることで見られるこの輝きは「ラブラドレッセンス」と呼ばれ、蝶の羽のような美しい輝きが愛されています。
●キンモクセイ
中国原産の常緑樹で、ギンモクセイの変種。庭木や街路樹として植栽に使われており、秋にオレンジ色の小さな花を無数に咲かせ甘い香りを放ちます。
雌雄異株ですが、日本には江戸時代に雄株だけが渡来し挿し木で増やされたため、本来できるはずの紫色の実は中国まで行かないと見ることができません。
使用したのは、小さなつぼみと花の部分。
【花石とは】
銅化した本物の植物と鉱物を使ったアートオブジェ。
地球が過ごしてきた永いながい年月を結晶化した鉱物と、儚い一瞬の姿を金属化し時を止めた植物。自然が生み出す造形の美しさと時間を閉じ込めました。
全ての作品にシリアルナンバーが付いており、オリジナルの箱と鉱物植物に関する説明書を同封します。自然造形の美しさはもちろん、ぜひどんな鉱物植物なのか背景も合わせてお楽しみください。
●エレクトロフォーミングとは
植物や鉱物など、金属ではないものの表面に電気メッキをかける技術。儚く枯れてしまう植物を金属に変えることでその時間と美しさを留めることができる、錬金術のような技法です。金属の層を厚くすることにより、強度も保たれます。
●銅の経年変化とメンテナンスについて
初めはピンクゴールドに似た色味ですが、空気中の酸素・水分・人間の汗や皮脂によって経年変化し、使い込んだアンティークのような質感に変化していきます。変化が気になる場合は、アクセサリー用の磨き布、金属磨き液などを使えば、輝きが蘇ります。経年変化も味わいながらお楽しみいただければ何よりです。
●森林保護を行う団体に寄付します
自然のものを利用させていただく感謝として、森林保護に貢献します。こちらの商品の売上の5%を、世界で森を守るため、森林資源の調査研究・植林を行う団体に寄付します。
素材:ラブラドライト(マダガスカル産)・キンモクセイ(銅メッキ)・真鍮
箱サイズ:高さ50mm 横31mm 厚19mm
※真鍮のスタンドからオブジェは取り外し可能です。
※光源やモニターの画面による多少の色の違いはご考慮願います。