「月兎の雫」

昔、人々は月食の夜を恐れていました。
実て輝いていた月が、黒い影に覆われ、
世界から光が消えてしまうとき、
その暗闇から不安や恐怖を糧にする
「影のもの」が姿を現すと信じられていたのです。

その様子を見ていた月兎が、月の光を雫に変え、
地上に落としました。

月から落ちてきたその雫に触れた者は、
優しい光で包み込まれ、影のものを退けたと伝えられています。

以来、人々はその雫を「月兎の雫」と呼び、
雫が落ちてきた場所に神社を建て、
闇から身を護り、迷いを祓うお守りを作って村の者に配りました。

そのおかげで月食はいつしか恐ろしいものではなく、
美しいものとして、大切にされるようになりました。

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アクリルキーホルダーです。

<サイズ>
アクリルのサイズ・・直径約5cm
タッセルと含めたサイズ・・約11.5cm(紐含まず)

※手作り品のため個体差があります。
※光源やモニターの画面による多少の色の違いはご考慮願います。

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