「カルネ・ド・バル」は舞踏会用の手帖のことで、女性がダンスの順番を待つ相手の名前を書いて覚えたり、一緒に踊った相手の名前を書いたり、曲名を書いたりと、舞踏会で使用された小さなメモ帳です。
シャトレーンは、18世紀から19世紀初期にかけて流行した
時計や鍵などの身の回り品を携帯するために腰から下げていた装身具です。
ベルトなどにフックをかけ、その先のチェーンに吊り下げて、腰に下げて使用していました。
時計や鍵だけでなく、ソーイングキットや、コインケース、ノートやペンなど身の回りの必要なものを下げて使われていました。
こちらの「カルネ・ド・バル」もシャトレーンにつけれるよう、カンがついています。
ペンシルを横に固定する金具が付いています。
蓋はバネになっていて、ペンシルを外すとケースの蓋が勢いよく開きます。
ペンシルには芯は入っていません。
また、ケース本体に紙はセットされていません。
表側にはヤドリギ、裏側には菊の絵柄が描かれています。
フランス、1900年〜前半頃
シルバープレート(真鍮に銀メッキ)
※銀メッキがはがれて下の真鍮が見えている箇所があります
<サイズ>
横約4.7cm、縦約7cm(カン含まず)、厚み約0.8cm
*長い時間の中を旅してきた商品ですので、傷や汚れ等があります。画像でご確認ください。
また画像では確認できない箇所に傷や汚れ等が生じている場合もございますので、新品のコンディションをお求めの方や、コンディションに特に神経質な方にはおすすめできません。
なにぶん古い商品ですのでご理解いただけますようお願いいたします。
*光源やモニターによる多少の色の違いはご考慮願います。