ヴェスタケースは、マッチを入れる箱のこと。
19世紀中頃に毒性のない安全なマッチが開発されてから、一般の家庭でもマッチが普及し、
マッチを入れる箱がたくさん作られるようになりました。
マッチは、タバコ以外にロウソクや暖炉に火を灯すのにも使われ、当時は生活の必需品でした。
ケースの底にはマッチを擦るためのギザギザがついています。
ヤドリギの絵柄が前面に描かれ、
中央には「ノートルダム」のモノグラムが入っています。
ノートルダム(Notre-Dame)はフランス語で「我らの貴婦人」という意味で、聖母マリアを意味します。
蓋はキチンと閉まります。
ケースは小さめのサイズなので、現在日本で市販で売られているマッチは長さが長いため、
マッチの棒をカットしないと、ケースにマッチをいれて蓋をしめることができません。
(※マッチを入れている画像はイメージ写真です)
フランス、シルバープレート。1900年代初頭。
<サイズ>
横約3.4cm、縦約4.3cm、厚み約0.9cm
※新品ではなく、古い年代の商品のため、傷や汚れ等が生じています。
また、画像では確認できない箇所に傷や汚れが生じている場合もございますので、
新品のコンディションをお求めの方や、コンディションに特に神経質な方にはおすすめできません。なにぶん古い商品のため、ご理解のほどお願い申し上げます。
※光源やモニター画面による多少の色の違いはご考慮願います。