7月獅子座/8月乙女座
食品加工メーカー「リービッヒ」の肉エキスにオマケとしてついていた美しいクロモ リトグラフ (多色石版画)のカードです。
12星座6種のうちの1枚です。金色のインクも美しいです。
それぞれの星座神話のシーンが描かれています。19世紀末。
※フレームは付属していません
それぞれの星座神話のシーンが描かれています。
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「獅子座の物語」
ある森で人喰いライオンが住み着き、村人や旅人が襲われていました。
その正体は怪物テュフォンの子で、巨大で皮膚が鉄よりかたい怪物のライオンでした。
その話がエウリステウス王の耳に入りました。
自分の大罪を償うため、大神ゼウスの名でヘラクレスが身を寄せていたので、
罪の償いにちょうどよいと、王はヘラクレスに怪物退治を命じました。
ヘラクレスは矢を射たり、剣を抜いたり、こん棒で叩いたりしいましたが、
全く歯が立ちません。
仕方なくヘラクレスは素手で3日3晩ライオンの首を締め続けてやっと退治することができました。
それを見ていた女神ヘーラは、ヘラクレス相手によくぞ戦ったと、このライオンを星座にしました。
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「乙女座の物語」
農業の女神デーメーテールと大神ゼウスには一人娘ペルセフォネーがいました。
ある日、ペルセフォネーが花を摘んでいると、大地から男が現れさらっていってしまいました。
冥界の王ハデス神が自分の妻にするためにさらってしまったのでした。
農業の女神デーメーテールは悲しみにくれてしまい、世界中の草花は枯れてしまいました。
その様子をみたゼウス神はなんとかペルセフォネーが戻るようハデス神に懇願し、
ペルセフォネーが地上に戻ると、女神デーメーテールは喜び、草木が芽を出し、
地方は春を迎えるようになりました。
おとめ座は農業の女神デーメーテールの姿と言われています。
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カードのサイズ/約105mm×約71mm
古い年代の紙製品になりますので、ところどころにシミや折れ、汚れがございます。
画像でご確認ください。年代の割にはまずまずのコンディションかと思いますが、なにぶん古い紙製品ですのでご理解いただけるようお願いいたします。